ピストルオペラ

　鈴木清順監督の最新作『ピストルオペラ』を見に行ってきました。今日は1000円の日なので（テアトル系は男女とも）めちゃくちゃ混んでました。座ぶとん出てたもの。
　
　献血後の微妙なふらつき加減の体調はこの映画をより良くしてくれます。本当だって。この監督の作品はストーリーはあるにはあるけど、あんまり意味はないです。徹底的に美学を貫く作風は本当に美しいです。少し朦朧としながら見るとより引き立ちます。幻想的な映像は少し朦朧としてた方が良く見えると勝手に思ってます。

　評価は3.5(5段階評価）
　映像もカットも美しいのだけど大正ロマン三部作にあったようなものが多かった気がする。でも78才で新作を撮るのは凄いの一言。この勢いで新作を撮り、大正ロマン三部作や『殺しの烙印』を超えるものをつくり出してもらいたい。