新宿昭和館に行く。
南口に高島屋ができようが、ディープな昭和の渾沌とした磁気を発生している不思議な場所。仁侠映画のチンピラ役にしか見えない人、ヒゲをそっている人、着替えている人、ここでしか見れない人達も見れる素敵な映画館が今月で閉館ということで観てきた。

かなりいい演目を上映するのですが、オーラにやられて初めて観たのは去年の11月、「溺れる魚」「天国から来た男達」でした。ヤクザさえ出てればokというわかりやすい基準。

一度入ったことがあってもかなり緊張。女性はほとんどいないのでかなり勇気が必要。閉館を惜しんでか、特別演目にひかれてか、結構混んでいた。新宿の有名人タイガーさん(タイガーマスクのお面に派手な格好で新聞を配ってる人)が最前列にいてびっくり。映画館で見るの2回目(前は「ウォーターボーイズ」)。

「狼やくざ殺しは俺がやる」
「仁義なき戦い」
「緋牡丹博徒」
という東映仁侠映画傑作を観て感動。
90分で娯楽要素もストーリーもつまって密度濃い。昔の俳優はなんでオーラが出てるんだろう。

昭和館の雰囲気と合わさって「仁義なき戦い」なんてビデオの100倍いい。

大満足して帰ろうとしている時に、タイガーさんの素顔を見えてしまいました。現代人に夢と希望を与えるべくマスクを被っている精神に敬意を表して、書きません。

こんな映画館も小淵元首相が平成を告げてから14年後、新宿の街から消えることに。ここは昭和のままでした。21世紀を迎えただけ奇跡だったのかも知れません。


就職;Hンダ書類通過。
   T芝EMI書類落ち。


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