新宿昭和館

2002年4月29日
朝一行こうかとも思ったのだけど、上映表の通りに見たかったのと豆をゴリゴリしてコーヒーを飲みたくて真昼に新宿昭和館へ。

立ち見が出るくらいの盛況。ここ無くなると浅草まで行かないと見れないのが悲しい。というか別の意味で行けない雰囲気なので、他所の企画待ち。

一本目は「網走番外地」ですよ。健さんの背中と「網走番外地」テーマ曲の相乗効果。この映画で網走と言えば刑務所になりました。有名だけど見た事なかった、人情ドラマなのね。一人も死なない純粋ドラマ。脱走シーンの健さんとツレとの関係がじわっときた。

二本目は「兄弟仁義 逆縁の盃」。ビラ見るまで気付かなかったけど、7作目らしい。初見でも違和感なし。北島三郎主演なので劇中で松前追い分けが自然に登場。若山富三郎が死ぬ場面で、死んだかなと思うと人を切って、今度こそ死んだだろうと思うとまた切るゾンビ状態でかなりうけました。公害問題に立ち上がる極道なんて社会派メッセージを娯楽に隠れて含んでるところも考えさせる。1968年ぐらいだから、公害病が激しかった頃を反影しているのかな(映画の時代設定は昭和初期、場所も三重なので)。

明日の大千秋楽も飾る「明治侠客伝 三代目襲名」。
将来のために組を堅気にしようとする男のドラマ。鶴田浩二がかっこいい。愛ゆえに別れた藤純子とのシーン。最後に警察のつれていかれる場面が哀愁100%。

さよなら、新宿昭和館。
さよなら、昭和。

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